Presented by サッポロビール株式会社

手から手へ、想いがつむぐホップの物語PR

素材へのこだわりを持つフィールドマンと、素材の実力をビールのおいしさへと昇華させる醸造家。両者の熱意と創意工夫が、ヱビスビールの「本物のおいしさ」を生み出しています。今年の『ヱビス ホップテロワール』(11月22日発売)を完成させたのが、北海道・上富良野でフィールドマンとしてホップの育種や生産者との架け橋を担う古川雄登さんと、東京・恵比寿を拠点に醸造技術や新商品の開発を担当する有友亮太さん。オンラインの形で1000km以上の距離を飛び越えた彼らが、『ヱビス ホップテロワール』のこだわりや特長、それぞれの仕事の醍醐味、商品への誇りを語り合いました。

ジャテツ産ホップがビールにもたらす香りと味わい

原料へのこだわりから生まれる「ビールのおいしさ」と共に、モノ造りの背景となる「物語」も楽しんでいただきたい……。そんな想いから生まれたのが、2021年に発売された『ヱビス ホップテロワール』です。それから1年の時を経て登場した第2弾は、どのようなビールに仕上がっているのでしょうか? 今回、オンライン対談を行った古川さんと有友さんに、早速、聞いてみました。

古川
今年の『ヱビス ホップテロワール』には、チェコのジャテツという町が産地の「ザーツ」と呼ばれるファインアロマホップを使っています。苦味(くみ)成分が少ないため、苦みが非常に穏やかで、上品な香りも特徴ですね。出来上がったものを飲んでみると、さわやかな苦みの余韻を長く感じました。モルティ感もあって、すごく飲みやすいしおいしいですよね。
有友

まさにそうなんです。上品な苦みを最大限に楽しんでいただけるものを、ということを大切にしたのが、今回の『ヱビス ホップテロワール』。お客様にも、そう感じていただけるとうれしいですね。

古川
第1弾に使われたドイツ産ホップ「ハラタウトラディション」も苦みが強くない品種ですが、飲み比べてみると今回の方がより清涼感を感じる気がします。
有友

私もザーツは上品な香りが特徴と思っているので、同じように感じました。

古川
ジャテツは年間を通じて涼しいので、良いホップが取れますよね。土が赤いとホップ栽培に適していると言われますが、ジャテツも同じ。プラハ空港から車で向かったとき、ジャテツに近付くにつれて土が徐々に赤くなっていく光景は印象的でした。

ホップの実力を最大限に生かす、醸造へのこだわり

ホップ栽培に適した地で育った、最高級と称されるジャテツ産ホップ。生産者とフィールドマンが手を取り合って育てたこのホップを、醸造家はどのようにして『ヱビス ホップテロワール』という形にしたのでしょうか?

有友

『ヱビス ホップテロワール』シリーズは、単一品種のホップを100%使用する商品。ホップは品種によって苦みや香りがまったく異なるので、そういった特徴をいかに引き出すかが大事になってきます。苦みや香りを最大限生かすには、どのくらいの量をどんなタイミングで入れればいいか、試行錯誤しながら造り上げるという感じですね。ジャテツ産ホップやそのビールについては、2017年から1年間、ドイツに留学していて知見があったので、今回は頭の中にあるものに加えて書物なども参考に考えました。

有友さんのビール造りは、まずイメージを膨らませるところから。企画陣からのコンセプトを元に、これまで飲んできたビールから大体のイメージをつけて、詳細なスペックを組み立てていくそうです。

有友

そのためにも、さまざまなビールを味わってインプットすることも大事です。でも、イメージを形にするのは大変。もちろん、ホップだけではなく、どのくらいの麦芽を使って、ベースの麦汁はどうするかといったことも考えながら、全体の設計をしています。

ホップに託した想いが、人々の元へ届くまで

かくして完成した『ヱビス ホップテロワール』の出来映えは、冒頭のお二人の言葉にもある通り。フィールドマンと醸造家が互いに協力し合い、確固たる信頼関係で結ばれていなくては、こうした商品を造り上げるのはきっと難しいことでしょう。

有友

フィールドマンはホップのスペシャリストなので、ホップのことで悩んだときにはよく相談しています。育種している新しい品種について、たずねることも。普段からフィールドマンが発信するホップの報告書を読み、それぞれの品質などを確認しています。

古川
私はフィールドマンとして現地に足を運び、ホップの出来映えを確認して「今年のザーツは出来がいい」とか「やっぱりホップの香りはいいな」なんてことを感じています。だからこそ、ホップの特徴を生かしたビールをつくってもらうことで、お客様にお伝えできればいいなと考えています。今回の『ヱビス ホップテロワール』も、こうしたことを伝えられる商品。10月も出張でチェコに行っていて、ザーツを使った現地のビールをよく飲みましたが、こうしたビールの上品な香りや味わいが実現されていると思います。
有友

毎年、最高のホップを選んでいただいているのだから、最高の醸造をしなくてはと、日々感じています。今年の『ヱビス ホップテロワール』も最高のホップと醸造で完成させたと思っているので、自信を持って世に送り出せますね。

これからも「本物のおいしさ」を求め続けて

新たなホップを作り出す育種家であり、生産者と直接やり取りをするフィールドマンでもある古川さん。そして、商品開発と醸造技術開発を行い、新たな商品をつくり出す有友さん。役割は違えど「本物のおいしさ」という同じ目的を持つお二人に、今後の目標を聞いてみました。

古川
私はヨーロッパを担当としたフィールドマンなので、やはりサッポロビールの中でヨーロッパのホップを最も知っていて、サプライヤーと最も関わりの深い社員になりたいですね。また、原料開発の研究員としては、自分が作った品種を世界中に広めていきたいという気持ちもあります。
有友

私はおいしいビールを造り続けることが、目標であり夢でもありますね。継続していくには、原料や醸造技術はもちろん、お客様の嗜好に関しても常にアップデートしていかなくてはなりません。もっとおもしろいものを……といっても突飛なのではなく、本当においしいものを造るためにどうするべきかを考えながら、ビール造りに長く携わっていきたいと思っています。

「本物のおいしさ」をもつビールをつくるために、これからも歩み続けるという古川さんと有友さん。そんなお二人が完成させた『ヱビス ホップテロワール』、皆さんにはどのように楽しんで欲しいと思いますか?

古川
ビール大国として知られるチェコやドイツの人たちって、ビールを飲む時間と食事をする時間がきっちり分かれているんです。それに倣うというわけではないですが、『ヱビス ホップテロワール』もまずはこれだけで味わって、純粋にこの香りを感じていただきたいなと思いますね。
有友

ジャテツはあまり馴染みのない土地だと思うので、どんな場所なのかをネタにしながら、仲の良い家族や大切な人と会話と一緒に楽しんでいただきたいです。インターネットで調べながら飲むのはあまり情緒がないと思われる方は、缶側面の二次元バーコードをスマートフォンで読み取ってみてください。ジャテツの街並みやホップ畑の映像が楽しめるので、ぜひご覧ください。

古川雄登(ふるかわ・ゆうと) サッポロビール株式会社 原料開発研究所 北海道原料研究グループ研究員 兼務 購買部 フィールドマン。2019年に入社以降、ホップの育種、研究開発、ワイン用ぶどうの生産業務に携わる。2022年より購買部を兼務し、欧州ホップのフィールドマンに。生産者への指導や品質チェックなどで、年に1度は現地を訪れている。
有友亮太(ありとも・りょうた) サッポロビール株式会社 マーケティング本部 商品・技術イノベーション部 兼務 ビール&RTD事業部 2012年入社。北海道工場、酒類技術研究所を経た後、ドイツへ留学し、ブリューマスターの資格を取得。帰国後は小スケールでの醸造を行いながら新商品開発と研究を行う。現在はヱビスブランドの中味開発を担当。
  • 神聖ローマ皇帝が愛したチェコ・ジャテツ産ホップ
    特別なひと時にファインアロマホップ100%のおいしさを!

    チェコ・ボヘミヤ地方の最古の街のひとつ「ジャテツ」で採れた、香り・苦味ともに最高級と称されているホップを100%使用した、シングルホップ(※)のおいしさと物語を楽しむヱビスです。チェコは、日本で広く親しまれるピルスナータイプのビール発祥の地であり、当時の神聖ローマ皇帝であったカール4世はジャテツのホップを愛し、その苗の持ち出しを禁止したとも言われています。ジャテツで採れたファインアロマホップを贅沢に100%使用し、2回に分けて添加することにより、華やかな香りと苦み、そして芳醇な味わいに仕上げました。パッケージは、ジャテツのホップ畑をイメージし、まるで畑の中を歩いているかのようなデザインです。裏面には、畑のテロワールやホップの物語を楽しんでいただけるような演出を施しています。最高級と称されるチェコ・ジャテツ産のファインアロマホップのおいしさと、千年以上受け継がれてきた畑の物語を、特別なひと時にお楽しみください。
    ※単一品種(今回はチェコ・ジャテツ産のファインアロマホップを100%使用)

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