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柏木由紀さん、ぎこちない抱っこ「大反省」 初の母親役

※本記事は2018年11月28日に朝日新聞デジタルで掲載されました。

NHK大河ドラマ「西郷(せご)どん」出演 柏木由紀(27)

薩摩おごじょ。優しく芯の通った女性をイメージする鹿児島の言葉だ。放送中のNHKの大河ドラマ「西郷(せご)どん」で、主人公の弟の妻、西郷園(その)を演じている。役づくりでは、園こそ理想の薩摩おごじょととらえて、少しでも近づこうと台本と格闘した。

ドラマの顔ぶれは一線で活躍する俳優ばかり。緊張のせいか、収録初日の記憶はところどころ飛んでいる。鹿児島生まれとはいえ、150年ほど前の薩摩弁のせりふに四苦八苦。和服で演じるのは初めて。撮影現場に半年通ったが、気持ちは最後まで張り詰めたままだった。「こんなに初心者気分を味わったのは久しぶり」と笑う。

柏木由紀=バンリ撮影

母親という役柄も初挑戦だった。赤ん坊と接した経験はほとんどない。「放送を見て、抱っこがあまりにもぎこちなくて大反省した」。時代設定が変わるたびに違う子役と親子に。打ち解けたくて遊ぶうちに情が移り、「ほかの女優さんと仲良くしていたら、ちょっと嫉妬して。母親ってこんな気持ちかな、と想像しました」。

ほかにもチャレンジの多い年だった。ソロ歌手として1月と8月は上海でライブし、10月には初のアジアツアーで重慶、台北、香港を巡った。デザインに加わったランジェリーが下着ブランド「ラヴィジュール」から発売され、女性ファンが店に列をつくった。12月に始まるドラマ「この恋はツミなのか!?」に32歳の女流棋士役で主演する。実年齢より年上の役も初めてだ。

AKB48の柏木由紀=バンリ撮影

もともとAKB48の中でも群を抜いてソロ活動の比重が大きい。「1人の現場で得た経験をAKBに持ち帰って伝える。AKBのためになるソロ活動を、と常に考えています」

アイドルになって12年目。すでに卒業が決まっているSKE48の松村香織が退くと、350人超のグループの最年長となる。「アイドルらしい衣装やステージで歌うことが、とにかく好きなんです。自分で限界を決めず、アイドルで居続けたい」(桝井政則)

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