父の日は、ヱビスを片手に話をしよう。人形町今半 社長の父と、サッポロビールで働く息子が語る「親子の形」PR
6月の第3日曜日と言えば、父の日。普段、なかなか顔を合わす機会がないという方も、この日には親子で語り合ったり、思い出に浸ってみたりしてはいかがでしょうか?
今回、そんな親子の時間を取材させていただいたのは、すき焼の名店、人形町今半の代表取締役社長の髙岡慎一郎さんと、長男でサッポロビール株式会社に勤務する髙岡宏至さん。お二人に、父と息子の思い出や、それぞれが抱く気持ちを語っていただきました。
お店でも、自宅でも。家族の時間を演出する「人形町今半」
1895年に牛鍋屋から始まった人形町今半は、言わずと知れた老舗すき焼店。長い歴史の中では、数え切れないほどの家族が素晴らしい時間を過ごしてきたことでしょう。
慎一郎さん 「人形町今半は記念日に利用される機会が多い店なので、ハレの日がさらにときめく場所になるよう心がけています。ご家族でのご利用も、イベント時が多いですね。たとえば、地方に赴任していた息子さんと久しぶりに会うので、“せっかくだからいいもの食べようか”ということでおいでくださったり。コース料理よりも、さまざまな料理をオーダーしながらワイワイ楽しんでいかれるご家族が多いように思います。そんな微笑ましい時間を邪魔しないよう、出しゃばらない接客を心がけていますね」
では、父の日に家族で利用されることも多いのでしょうか?
慎一郎さん 「母の日に比べ、父の日はちょっと弱い傾向にありますが、ステーキ肉がよく売れます。ご自宅でゆっくりお父さんを労う、という過ごし方をされるご家族が多いのかもしれませんね」
父と息子、それぞれが抱く幼いころの父との思い出
慎一郎さんが幼いころは、まだ今ほど普及していなかったという父の日。そのため、お父様に感謝の気持ちを表した記憶として、特に印象深かったのは誕生日でのことだったそうです。
慎一郎さん 「小学生のとき、弟と二人でお金を出し合って数千円のネクタイピンを贈ったのですが、全然、使ってくれなかったですね。母が言うには喜んでいたそうですが、一度もしない(笑)。表情に出さない人だったので、もしかしたら照れくさいのもあったのかもしれませんが、結局、“もうモノを贈るのはやめよう”ということになりました」
そんな子ども時代、お父様は早朝から夜中まで仕事一筋。日常的に遊んだ記憶はないものの、「家族と一緒に過ごすのは好きだったみたい」と慎一郎さんが語るとおり、休日には遊園地に連れて行ってもらったり、旅行で各地を訪れたりした思い出は残っているそうです。中でも鮮やかに覚えているのは、高級レストランへ行ったこと。
慎一郎さん 「父は食べるのが好きだったので、私の幼少時代からよく高級レストランに連れて行ってくれました。初めてエスカルゴを食べたときは、感動しましたね。そうしたお店に行くのは特別なときですし、小さい子どもでもまるで王子様のように扱ってくれるんです。それがとても気持ちよくて。この原体験が、現在の人形町今半に活かされていると思います」
そんな慎一郎さんの話を聞いて、「祖父と父の像が重なってきました」と笑みを浮かべるのは息子の宏至さん。
宏至さん 「父も早朝から夜中まで仕事ですが、休日にはよく遊んでもらったし、旅行にもあちこち連れて行ってもらいました。僕の初めてのエスカルゴは、ファミリーレストランでしたけど(笑)。父の日は特別何か計画をした記憶はないですが、母が選んだプレゼントに添えるカードに毎年コメントは書いていましたね。率先して何かをしようとなったのは、父の還暦です。節目ですし、育ててもらった感謝の気持ちを伝えたくもあったので」
そう言って、「これは最近のことなんですが」と続ける宏至さん。
宏至さん 「ある日突然、“飲みに行こう”って連絡が来て、家ではない場所で初めて二人でお酒を飲んだことがすごく印象に残っています。他愛のない話しかしていないんですが、自分も20歳を過ぎて父とお酒が飲めるようになったんだ、大人になったんだな、と改めて実感しました」
慎一郎さん 「あの焼き鳥屋さんね。仕事で近くまで行ったから、“宏至、ヒマかな”って思って」
宏至さん 「急に連絡来たから、何かあったのかと思ったけど(笑)」
ライバル心を抱く子が、父の思いを受け継ぐように
「父親という存在は、永遠に追いかけて追いつけなかった人」と、慎一郎さん。人形町今半に入社した当時は、ライバルのようにも感じていたそうです。
慎一郎さん 「息子ならみんなそうかもしれませんが、“こんなヤツに負けるか”と思っていました(笑)。ひとつの店舗から始まった人形町今半も、私の入社時には200人もの従業員が働く中小企業。もはや父の一声で動く規模の会社ではなかったため、直接、“親父が思っているよりもデカい会社だよ”と言ったこともあります。でも、父はすでにそれを理解していて、しっかり勉強し、従業員を同じ方向に向かせるための経営理念をつくっていた。そうやって広がったものをまとめる方法は、とても勉強になりました」
当初は父親のやり方を否定していた慎一郎さんも、年齢を重ねるにつれて父の偉大さを知っていくことに。そのうち、「追い抜くのではなくリスペクトする存在」へと変わっていったそうです。
慎一郎さん 「唯一、私が主導権を握れたと思うのは父の晩年。いろいろなところへ連れて行って、お世話をするのが楽しかった。それまではずっと父がコントロールしていましたから、こちらから父にできたことがうれしかったですね。若いころは思いませんでしたが、息子が父親にライバル心を抱くのは、ごく普通のこと。宏至も多感なときは、私に対する反発心があったでしょうが、それは成長に伴うものなので、ここでいかに子離れするかが大事だと思います。これは社員教育にもつながるのですが、彼と接することでとても勉強になりましたね」
宏至さん 「反発心……。覚えていないけど、自我が目覚めてきていたのかな」
慎一郎さん 「小学生のときは“パパ、パパ”ってくっついてきていたのが、5年生くらいから急に離れて行ったね。同じ電車に乗っていたのに、離れた場所に座っていた(笑)。でも、肝心なことは、その成長を受け止める力が親にあるかどうか」
そう聞いて「あ〜、よくよく考えたら、そういうこともあったかも」と笑う宏至さん。彼は社会人になったとき、父親の偉大さを実感したそうです。
宏至さん 「入社当時は営業で、北海道の飲食店さんを回っていました。それまでは“ウチも店をやっているな”と思うくらいだったんですが、同じ飲食店でもちょっと違うように感じたんです。人形町今半はホスピタリティが徹底しているし、社員の方々がイキイキと働いていてお店を好きだという気持ちも伝わってくる。規模も大きなこの会社を“ああ、この人が回しているんだな”と実感しました。家族の前だからかもしれませんが、弱音も吐かずに淡々と仕事をしていて、“すごいな”と。つくった祖父も、継いだ父も“すごい”の言葉しか出てきません」
慎一郎さん 「いい話だなぁ(笑)。ものを売るという営業職は、とても大事な仕事で、それを真剣にやってきたのは素晴らしい。宏至は顔が広くて、仲良くなったオーナーさんがわざわざ人形町今半に来てくれることもあるんです。それだけでも、“お客様に寄り添った営業ができたんだな、素晴らしいな”と思います。正しい方向を向いて成長してくれるのが、一番うれしいですね。あと、サッポロビールさんに勤めている関係で、ビールを持ってきてくれるのもうれしい(笑)」
「じゃあ、今年の父の日もそれで」と言いながら、宏至さんは話を続けます。
宏至さん 「父を見て、祖父を思い返していると、“髙岡なんだな”と思います。笑い方もそっくりだし、食卓でものをすぐ倒すのも遺伝だなって(笑)。そんな父は1400名の従業員を抱え、その家族まで支えている。それはとてつもないプレッシャーがあり、責任も重いものですが、その姿を近くで見ていると自分も人と社会の役に立ちながら、身近な人を支えられる人間になりたいと思います」
ヱビスが紡ぐ、父と子のとっておきの素敵な時間
今回、慎一郎さんと宏至さんが語らう場に置かれたのは、ヱビスビール。慎一郎さんが「ホントにおいしい」と評するビールです。
慎一郎さん 「“とりあえずビール”と言われない、ちゃんとおいしいものを出したいと思って、人形町今半は生ビールにヱビスを採用しています。料理と合わせると華が広がるという印象です。コクのある味わいなので何杯も飲めるものではないけれど、単に喉を潤すだけでなく、いい時間を過ごそうという気持ちにさせるビール。グラスにきちんと注ぐと本当においしいので、ご家庭でもお店で飲むように楽しめます。
さまざまなビールがありますが、王道を行く飲み飽きないこの1杯は、まさに家族の関係と同じ。いろいろなことがあっても、常に結束をもっているのが家族です。家族が常にいい状態でないと、人生は良くならないと私は信じているんですが、そんな存在と似た味わい深さをもつのがヱビスというビールですね」
父と子が語り合う傍らに、まるで家族のような存在のヱビスビールを。離れて暮らしていて今はまだ会えない家族も、一緒に飲みながら語ることはできるものです。今年の父の日は、親子の話をつまみにヱビスビールを楽しんでみませんか?
ヱビスビールでは、普段の感謝の気持ちを手書きのメッセージと共に贈ることができる、父の日のためのオリジナルデザインスリーブやヱビスビール、ヱビス プレミアムエール、ヱビス プレミアムブラック、ヱビス プレミアムホワイト、ヱビス ザ・ホップ(ギフト限定)の5種類の味を家族で楽しめる特別なギフトなど、父の日にぴったりな商品を数量限定で発売。さらに父の日を盛り上げるさまざまな情報を扱う『父の日コンシェルジュ』という企画もご用意しています。
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